2、撥水、疎水、親水性の違いとは?

ガラスコーティング剤の種類として一般的に知られている、撥水・疎水・親水性について解説し、それぞれを比較していきます。


【接触角】

固体表面が水にぬれやすい場合,その固体は親水性であるといい,逆に水をはじく場合は撥水性であるといいます。
親水性/撥水性の区分は相対的なものですが,接触角が90°以下=親水性。90°以上=撥水性と区分されることもあります。

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さらに接触角が5°以下で超親水性,150°~160°以上になると超撥水性といわれることもあります。


 

撥水・疎水・親水の違い


【撥水性】
 
撥水性とは読んで字のごとく、水をはじく性質のことです。撥水性のガラスコーティングが施工されたボディーに水がつくと、コロコロした水玉ができます。この水玉の形状によって、撥水や親水という分類がされているのです。
 
水玉の形状を厳密に区別したいときに用いるのが、接触角度という値です(前項の図を参考)。

これは、ボディーと水滴表面が作る角度のことを言います。一般にこの角度がおおよそ90度以上になるものが、カーコーティング業界でいう撥水性の定義になります。コーティング剤の中には接触角120度以上になるものもあり、これを強撥水、150度以上になるものは超撥水と呼ぶことがあります。


 
【疎水性】
 
カーコーティング業界で使われる疎水性という言葉は、学術的な疎水性の意味とは異なります。これが、撥水・疎水・親水という表現を分かりにくくしている元凶です。
 
学術的な疎水性の意味は、水となじみにくいという意味です。例えば、油は水には溶けず、浮きますよね?つまり油は疎水性です。厳密には、撥水性は疎水性の中に含まれます。
 
しかし、カーコーティング業界でいう疎水性の意味は、水がボディーから自然に流れていきやすいという意味です。疎水性コーティングが施されたボディーに水がつくと、撥水性ほどコロコロした水滴ができるわけではなく、大きな平たい水の塊となって流れ落ちていきます。このため、疎水性は撥水性よりも水はけがいいといわれています。水滴の接触角度は大体60度くらいです。


 
【親水性】
よく疎水性とごっちゃになって使用されるのがこの親水性です。そもそも親水性とは、疎水性とは対照的に水となじみやすいという意味です。
カーコーティング業界でいう親水性というのは、疎水性よりもさらに水がベタっと薄くくっつくような状態だと思ってください。とはいえ、実際の効果としては疎水性コーティングも親水性コーティングもほぼ同じようなものです。


 
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